[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
人間の心理とは、とても面白いものだ。
犬猫などの動物は単純に考えたままに行動することができる。人間の赤ん坊もまた然り。しかし人間の大人というものは、何もかもの先を頭で想定して行動することをする。
プラスにもマイナスにも考えられて、さらにそれを発展させることができる。なんて面白い思考回路を持つのだろう。他者が何を考えているのかを全て知れることなんてありえないし、また、そんなことが仮にあったとしてもつまらない。
何を考えているのかわからないが故に、相手のやりえることを自由に考えることができる。現に今、私がこんなことを書いているのもそれが理由だ。周りから見れば「なにを考えているんだ」というものでも、自分から考えれば、「ああ、こういったことを文字にしたい」なんてことを考えている。
だが、複雑怪奇に見える人間の思考回路も、実は単純なものである。自分が傷付きたくない、怒られたくない、恨まれたくない、嫌われたくない、などという嫌悪するべき感覚から逃れるだけために『考える』のだから。そんなことを思わなければ、人間は進化なぞを遂げることもなく、ただただ争うこともなく、平穏とも考えることもない平穏を過ごしていたに違いない。自然の摂理に当てはまれたままに、今存在する大自然のように。
水は土地を潤し、土地は植物を育て、植物は動物に食され、動物は違う動物に食される。永久に続く輪廻のなかに、人間を当てはめるには、まだ狭い。人はどこにも属することができてしまう。雑食、道具を使い、更には野生に恐れられる火さえ自由自在だ。弱肉強食の世界、たとえ人間を食べる動物がどれくらい居たとしても、人間はそれを喰らえてしまう。
生きるための思考回路は、逃げるための思考回路であって、死ぬための思考回路だ。考えれば考えるほど、死に際は近くなる。
様々なことを知り、そうして限界までいったとき、人は記憶を切り捨てて原点に還る。
ひとの輪廻は自然の摂理には当てはまらない。予期せぬことが起きる。それを逃れられるのもまた考えた結果。『自然』ではないところの、どこに、人間は存在できるのだろうか。

にほんブログ村
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
腐女子ですよ。
テンションの高い人、又はノリの良いひととなら気軽に絡めます。
コスプレ活動しつつ社会人で(逆)気ままに過ごしてます。
趣味で小説を書き詩を書き絵を描く。
Pixivに生息してます。
相互リンクはいつでも募集中。