生きればいい

死ねばいい

好きにすればいい

俺は何も言わない

口出ししない

だから

生きればいい

死ねばいい

好きにすればいい

そんなのお前の自由だ

縛るものなんて何もない

だが

迷惑な死に方をするな

誰にも知られずこっそりと

誰にも探されずひっそりと

孤独に死ねばいいさ

生きればいい

死ねばいい

好きにすればいい

だが

何だかんだと言いながら

今この瞬間に

生きているじゃないか

生きればいい

死ねばいい

好きにすればいい

だって選べるじゃないか。


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だって、かあさま、

とうさまが悪いんですもの。

だって、とうさま、

ねえさまが悪いんですもの。

だって、ねえさま、

にいさまが悪いんですもの。

だって、にいさま、

おばあさまが悪いんですもの。

だって、おばあさま、

おじいさまが悪いんですもの。

だって、おじいさま、

かあさまが悪いんですもの。

だって、わたし、

わたくしは悪い子ですもの。

だって、わたくし、

わたしは悪い子ですもの。

だって、それは、

ぼくの言い訳で、生き様で、

死に様ですものね。


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欲しかったんだ。

水のような

そんな【　　】が。

欲しかったんだ。

風のような

そんな【　　】が。

欲しかったんだ。

夢のような

そんな【　　】が。

欲しかったんだ。

嘘のような

そんな【　　】が。

欲しかったんだ。

儚い人である

そんな【きみ】が。

欲しかったんだ。

どうしても【　　】が。

――でも、

欲し……かった……なんて、

嘘なのよね。――

欲しかったんだ。

本当の本当に

そんな【ゆめ】が。



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ねぇ

嘘って言ってよ

なぁ

嘘って言えよ

お願いだから

マジで

「嘘」って……

ほら

動いてよ

動けよ

なんで

なんでなんでなんでなんでなんでなんで何で

今唐突に現れて

僕の目の前で倒れて

俺の目の前で真っ赤に染まって

ピクリとも動かないで

――笑ってるんだよ

お願い

ココロから望む

目を開けて

また俺と

僕と一緒に

笑おうよ……。


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目を開けたら

夢だったって


そんなオチが欲しかった。




でも夢じゃなくて

夢じゃなくて、

現実だった。


だって、

だってほら、

目の前が平和なんだもん。


今まで僕が居たのは、

真っ赤な、

真っ紅な、

―――人が喚き叫ぶ世界だった。


なのに、


なのに、


･･･なのに！



ここはなんて平和、


何も無い平凡、


嘘だ、嘘。


きっと、


また寝れば、

また会える、


赤の中の、


あの






少女と










その先の、




『　　　　　　　　　　　　　　　』


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